ステロイド外用薬が処方されたのは生後3週間後。ロコイド軟膏が処方されたのがはじまりでした。
それから2年、ステロイド外用薬との付き合いが続いています。
キレイな肌の赤ちゃんや子供たちを見ると悲しくなることもありますが、これからきっとキレイになると信じて息子と闘っていきたいと思います。
ステロイド外用薬の種類
ステロイドとは腎臓の側にある副腎皮質から分泌される副腎皮質ホルモンを人工的に合成した薬です。
ステロイド外用薬は5つのクラスにわかれています。
Ⅰ群 ストロンゲスト 赤ちゃんには使われません
Ⅱ群 ベリーストロング 赤ちゃんには使われません
Ⅲ群 ストロング 2g以下/日 1週間以内
Ⅳ群 ミディアム
Ⅴ群 ウィーク
乳幼児にはほとんどⅢ群以下のステロイドが処方されます。また赤ちゃんの場合は薬を使わず、適切なスキンケアのみで良くなる場合も多いです。
副作用を怖がり、使わない保護者もいますが、医者の指示に従い使用すれば怖くありません。ただステロイド外用薬は炎症を抑えるものでアトピー性皮膚炎を根本的に治すものではありません。
ステロイド外用薬の副作用
強いクラスの薬を長期間に渡って使用した場合の副作用
皮膚が薄くなる・赤ら顔・毛細血管が広がって見える・皮膚に細菌やカビが繁殖しやすくなる・色素異常
などがあります。薬を使っていて不安なことがあればかかりつけの医師に相談しましょう。
息子の場合、生後3週間目から今まで使っていますが見た目には副作用が出てはいません。
ステロイド外用薬の塗り方
大人の人差し指の先から第一関節まで約0.5gです。この量で大人の手のひら2枚分を塗ることができます。チューブ1本5gだと大人の手のひら20枚分になります。
入浴後に保湿剤を塗ってから薬を使います。
始めの3日間くらいは患部にまんべんなく、その後は皮膚をつまんで硬い部分に塗ります。赤ちゃんに使われるミディアムランクのステロイドの場合は症状がよくなっても1日~2日間使い続けるとよいとのことです。
実際に息子が通っている小児科でも「良くなっても2日間くらいは使い続けてください」という指示が出ています。
良くならない場合
ステロイドを2~3日間使っていると症状はよくなっていきます。良くならない場合は、ステロイドのクラスが合っていない・薬の量や塗り方が不十分・他に原因があるということがあります。
良くならない場合はすぐに病院へ行き医師に診てもらいましょう。
市販薬は使っていいのか
市販の塗り薬にもステロイドが含まれている場合があります。素人にはなかなか判断できません。また皮膚トラブルの原因になっても困りますので、小児科や皮膚科に相談しましょう。