アトピーの赤ちゃんは身に着けるものも気をつけなければなりません。少しのことで肌の状態も全然違います。
今回は洋服の選び方と洗濯の工夫について、実践していることをご紹介します。
乳幼児の洋服の選び方
ベビー服を見に行くと可愛いものおしゃれなものがたくさん売られていますね。ついついデザインのみで購入したくなりますが肌の弱いお子さんには、デザインだけでなく他に注意しなければならないことがあります。
- 綿100%
- 手首足首の締め付けがないもの
- ウエストや足の部分がゆったりとしたもの
- 靴下もレースや毛糸はなるべく避ける
- 着るときにタグは取る
とにかく、ゆったりと着れて肌を締め付けないものが一番良いです。ジーンズ生地や起毛などのものは肌に刺激になる場合もありますからなるべく避けましょう。
また、ゆったりとした洋服は、着脱の練習時にも子供本人が脱ぎ着しやすいのでオススメですよ。
私の家では保育園に通っていることもあり「着脱しやすい服」という指定があるので、ふんわりゆったりした形の洋服を多く購入しています。
乳幼児の洋服を選ぶときは素材を見る
綿100%の洋服を選びましょう。生地で一番柔らかく肌に優しいのはシルクですが、シルク生地の子供服はなかなかありませんよね!シルクの次に生地が柔らかく肌に優しいものは綿になります。綿素材の洋服はたくさん売られているので、洋服を購入するときにチェックしてみてください。
しかし綿100%だからといって油断は禁物です。特殊な染料や加工剤が使われている可能性もありますので、新品の場合2回~3回は水通しをしておくと安心です。
乳幼児のベビー用品を扱っている量販店では、ベビー服を売るとき一つ一つ袋に入っていませんか?そしてその袋には「ホルマリン移染防止のため開封しないでください」と書いてありませんか?大人の洋服には縮み防止のために使われることもあるホルマリンですが、赤ちゃんには大変な有害物質になります。しっかりと着る前に洗濯をしましょう!
ホルマリンとはホルムアルデヒドのこと。発がん性のある有害物質で、乳幼児の洋服は製造過程や輸送時にホルマリンに汚染されないよう管理しなくてはなりません。そのためひとつひとつ包まれているのです。
ママの洋服もチェック
抱っこされている赤ちゃんはママの洋服にお顔をくっつけることも多いはずです。ということは…案外忘れがちですが、ママの洋服の素材も大切になってきます。
そしてアトピーで顔の肌が荒れている場合、ママにゴシゴシ擦り付けることも多いはず!実際、うちの息子も私の胸に顔をゴシゴシ擦り付けていました。
ママの洋服も赤ちゃんとくっつくことの多いトップスはシルクや綿のものに変え、赤ちゃんの肌を守りましょう。
シーツなどの寝具もこまめに洗濯を
シーツや枕カバーは洋服に比べて洗濯頻度が少ないですよね。お天気が悪いとなかなか洗濯できない日もあるでしょう。
しかし、毎日たくさんの汗や涙・よだれなんかが付いてしまっています。フケやアカなども落ちているはずです。それらがダニの餌となり繁殖し、不衛生になってしまいます。なので、こまめに洗濯をしていつも清潔にしてくださいね!
またタオル地のようなものはなるべく避けた方が良いです。それは、顔や体の痒い部分を擦り付けることがあるからです!
息子も枕にゴシゴシと顔を擦り付けているようで、肌荒れが酷いときには枕カバーが血だらけになっていることがあります。洋服の素材や質感は注意していても、うっかり寝具はタオル地だった!なんてこともあるので注意しましょう。
ちなみに、余談ですが布団とベッドについてです。
布団は上げ下ろしをするときにホコリが舞い上がります。舞い上がったホコリが落ち着くのは数時間かかると言いますよね!なのでホコリ対策を考えるとベッドがオススメです。またベッドだと床上30cm以上あるので寝ているときに吸い込むホコリも少ないらしいです。しかし、ベッドもマットレスが干せません。うっかり裏側にカビが生えていたなんてこともあるようなので、換気をよくしカビの生えない・ホコリの溜まらない部屋作りをしていきましょう。
乳幼児の洋服の洗濯について
ベビー服専用洗剤のようなものも売られていますね。お肌に優しい成分でできています。
しかし、いくらお肌に優しいからといって衣類に残っていては刺激物になってしまいますよね。
なので対策としては
- 洗剤をしっかりと溶かす
- 子供の洋服だけすすぎをもう1回増やす
など、これらを守るだけでかなり違いますよ。柔軟剤や洗濯のりの使用は衣類に成分が残るのでやめましょう!
まとめ
アトピー性皮膚炎の子供のことになると、本当に気を使わなくてはならないことが多いですよね。
でも少しの違いで子供の肌の状態も全然違います。
何も知らないでいたときより、いろいろなことを試してみて、息子の肌の調子が良くなっていることも事実です。これから大きくなるにつれてもっと良くなってくれればよいのですが…
まだまだ大変な時期も続きますが、母としてできることを一生懸命にやっていきたいと思っています。