保護猫ふーちゃんが、わが家に来て2週間。
少しずつ家の空気にも慣れてきて、
家族みんなが「一緒に暮らしている」と感じ始めた頃、
思いがけない出来事がありました。
年少の末っ子が、ある日こんなことを言ったのです。
「なんで猫ばっかり可愛いって言うの?!」
その言葉に、
ええ!!赤ちゃん返りしてる!!
と思い、びっくりしました。
それは“赤ちゃん返り”というより、心の揺れだった
まさか猫ちゃんに対して赤ちゃん返りするとは思わなくて、びっくりしたのですが。
赤ちゃん返りを調べてみると、
一般的に、下の子が赤ちゃん返りをするのは、
- 弟や妹が生まれたとき
- 家庭環境が変わったとき
- 自分の立場が揺れたとき
と言われているらしいです。赤ちゃんが生まれた時だけだと思っていました。
今回、わが家に来たのは「赤ちゃん」ではありません。猫ちゃんです。
でも、年少の娘にとっては、
・何も話さない
・守られる存在
・大人が特別に気を配る存在
そんな“新しい家族”が突然現れた感覚だったのだと思います。
「猫ばっかり可愛い」に隠れていた本音
「なんで猫ばっかり可愛いって言うの?」
この言葉、少し強く聞こえるかもしれません。
でも本当は、
「私も大事にされてる?」
「ママはまだ私を見てる?」
そんな気持ちの翻訳だったんだと思います。
年少さんは、
自分の感情をうまく言葉にできません。
だから、
怒ったような言い方になったり、
すねた態度になったりします。
やってよかった対応
このとき、私が意識したのは
「正す」ことではなく「受け止める」ことでした。
① 気持ちを代弁する
まず、こんなふうに声をかけました。
「そっか。
ふーちゃんばっかり可愛いって言われて、
ちょっとさみしかったんだよね」
正解かどうかは関係ありません。
「わかろうとしてくれた」
それだけで、娘の表情が少し緩みました。
② 比べない
「猫は赤ちゃんだから」
「お姉ちゃんなんだから」
そう言いたくなる気持ちをぐっとこらえて、
「ふーちゃんも可愛いし、
○○ちゃんも可愛い。
可愛さの種類がちがうだけだよ」
と伝えました。
③ 年少だけを可愛い可愛いと抱っこする時間をつくる
1日の中で、何度も年少次女だけを可愛い可愛いと抱っこすることにしました。
それだけで、
驚くほど落ち着いてニコニコしています。
なぜ「2週間目」に起きたのか
振り返ってみると、
このタイミングにも理由がありました。
- 最初の非日常が落ち着いた
- 「猫がいる生活」が当たり前になってきた
- 感情を出せる余裕が出てきた
つまり、
家族として受け入れ始めたからこそ出た反応。
それは決して悪いことではありません。
おわりに|家族が増えると、心も調整期間に入る
猫が来て、
子どもの気持ちが揺れて、
親も戸惑う。
それは、
家族がちゃんと変化している証拠だと思います。
保護猫も、子どもも、
そして親も。
みんなが少しずつ、
新しいバランスを探している途中。
急がなくていい。
正解を出さなくていい。
「さみしかったね」
その一言が、
家族の空気をやさしく整えてくれることもあります。


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