今、ふーちゃんを迎える準備をしています。
私はふと考えていました。
「どうして私は“保護猫”を選んだんだろう?」
「ペットショップと何が違うんだろう?」
どちらが良い・悪いではなく、
それぞれに役割があるのは知っています。
でも、保護猫を迎えると決めるまでに調べたこと、感じたことを
やさしく、ひとつの記事にまとめておきたいと思いました。
🐾 1.出会い方の違い
■ ペットショップ
明るい店内で、可愛い猫たちがガラス越しに並んでいる。
ほとんどが“人馴れした子猫”で、すぐに抱っこもできる。
「可愛い!この子にしよう!」と
直感で選びやすいのが特徴。
■ 保護猫団体
写真や預かりボランティアさんのお家での様子を見て、
“性格・背景・家庭との相性” を見ながら選ぶ。
- 怖がりな子
- 兄弟で育ってきた子
- 保護された経緯がある子
それぞれに“物語”がある。
わが家は、譲渡会に行かず
ホームページの写真でふーちゃんに出会いました。
シャーもしない。
でも、静かにこちらを見る目が印象的で、
「この子、気になる…」と心が動いた瞬間でした。
🐾 2.健康管理と性格の情報量の違い
■ ペットショップ
健康診断はされているけれど、
その子がどんな性格かはまだはっきりしないことも多い。
- どれくらい甘えん坊?
- 他の猫と仲良くできる?
こうした部分は“育ってみないとわからない”。
■ 保護猫団体
預かりボランティアさんが、
実際の家庭環境の中で何週間〜何ヶ月も観察している。
だから、
- 怖がり?
- 人馴れ度は?
- 子どもと暮らせそう?
- 他の猫と相性は?
など、細かく丁寧に教えてくれる。
慎重なふーちゃんの性格も、
「人は怖くないけど、少し時間が必要なタイプです」
と教えてもらい、迎える心の準備ができました。
🐾 3.費用の違い
■ ペットショップ
生体代が高い(10万〜30万以上)。
ワクチン・保険・スターターセットなどの追加費用も大きい。
■ 保護猫団体
譲渡費はあるけれど、
多くは
- 避妊去勢
- ワクチン
- ウイルス検査
- マイクロチップ
など、医療費が含まれていることが多い。
「命に値段はつけられない」と言いつつ、
初期医療を受けてくれているのは安心材料でした。
🐾 4.“迎えてから”のフォローの違い
■ ペットショップ
購入後は基本的に飼い主が自己判断。
ショップによっては相談窓口がある程度。
■ 保護猫団体
譲渡後も相談にのってくれるところがほとんど。
- ごはんを変えるタイミング
- 下痢のときどうする?
- 慣れない時の接し方
- 里親初心者の不安
「困ったらいつでも連絡してくださいね」
と言ってもらえたことが、
初めて猫を迎える私には大きな安心になりました。
🐾 5.お迎えの条件が違う理由
保護猫団体は審査がある。
これは“厳しい”というより、
猫が二度とつらい思いをしないための仕組み。
- 玄関脱走対策
- ケージの用意
- 収入・生活環境の確認
- 猫の寿命を見据えた家族状況
- 完全室内飼育ができるか
- 子どもとの生活に無理がないか
どれも猫の安全のため。
最初は正直少し緊張したけれど、
不思議と「私たちも守られている」と思えた瞬間もありました。
🐾 6.わが家が“保護猫”を選んだ理由
子どもたちは最初、
ただ「猫が飼いたい!!」という気持ちだけでした。
でも私の中には
「この子が一生安心して暮らせる家にしてあげたい」
という気持ちがあった。
その時、保護猫の存在を知って、
私の中の迷いが少しずつ形になりました。
パパが見かけた保護猫ポスター。
サイトの写真で出会ったふーちゃん。
その慎重で静かなまなざし。
わが家のリズムなら、この子のペースに寄り添える。
そう思ったことが決め手でした。
🐾 おわりに
ペットショップも、保護猫団体も、
どちらかが“良い・悪い”ではありません。
どちらにも役割があって、
どちらから迎える子も大切な家族。
ただ私は、
「過去がある子を、これからは安心して暮らせる家に迎えたい」
という気持ちを選びました。
それが、
ふーちゃんとの出会いにつながったのだと思います。
これから始まる
“ねことこどもと優しい暮らし”。
その物語の最初に、この記事をそっと置いておきたくて。


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