保護猫を迎えると決めてから、わが家で最初に始まったのは “準備” でした。
4ヶ月のまだ幼い子猫。
しかも性格は慎重で、人慣れはこれから…。
「安心して過ごせる場所を作ってあげたい」
その気持ちが、準備をしていく中でどんどん強くなっていきました。
ふーちゃんを迎える前の数日間、
わが家が実際にそろえたもの、考えたこと、迷ったことをすべてまとめます。
🐾 ケージは“安心できる部屋”として選ぶ
ケージを選んだ日
ネットで探し始めた時、種類が多くて驚きました。
1段・2段・3段、扉の位置、掃除のしやすさ…。
保護団体さんからは
- まだ小さい
- 人慣れしていない
- 脱走しやすい
という情報をもらっていたので、
「最初の数日はケージが安心」という言葉を信じることに。
■ わが家が選んだのは“2段ケージ”
2段あると、猫ちゃんは上下の移動ができて落ち着きやすいそう。
ケージは“閉じ込める場所”ではなく、
“安心するお部屋を作るもの”だと気づいた瞬間でした。
🐾 ケージの置き場所に、いちばん悩んだ
正直、これが一番悩みました。
- 子どもたちが走り回るリビング
- 私が家事で行き来するキッチン
- 静かだけど距離がある和室
- 2階のまだ使っていない子供部屋
どこがいいんだろう…と家の中を何度も考えました。
■ 条件にしたのは3つ…でも
- 人通りが多すぎない
- 子どもと目が合いすぎない位置
- エアコンの風が直接当たらない
最終的に決めた場所は、
リビングの隅。
家族の気配をしっかり感じて早く慣れてくれるといいな。
「ここなら…ふーちゃん、安心してくれるかもしれない」
そう思えた場所でした。
🐾 玄関には脱走防止柵を。パパも納得の必須アイテム
猫を迎える上で避けて通れない“脱走対策”。
とくにうちは子ども3人。
帰宅・外出・宅配で玄関はしょっちゅう開く。
パパが慎重派なので、
「これは絶対つけた方がいいね」とすぐに賛成してくれました。
■ 柵を付けたことで得られた安心
- 玄関の出入りが怖くなくなる
- 初日のパニック脱走が防げる
- 子どもが玄関に走っても安心
柵をつけた瞬間、
「あ、これで受け入れる準備が整った気がする」
と心がふっと軽くなりました。
🐾 フードは保護団体さんと同じ“ピュリナワン × メディファス”
迎える前に一番緊張したのがフード選び。
お腹の弱い子や環境変化で下痢をする子も多いと聞いて、不安が大きかった。
保護団体さんからおすすめされたのは
**「ピュリナワン × メディファスを混ぜる」**という方法。
■ この組み合わせを選んだ理由
- ピュリナワン:去勢しているので体重増加を防ぐため
- メディファス:お腹に優しい
- 混ぜると急な下痢をしにくい
環境が変わるだけでも負担になるから、
“ごはんは変えない” というのは大切なルール。
実際、ふーちゃんにもこのフードを食べさせます。
🐾 隠れ家づくりが、猫の安心のカギだった
人慣れしていない子は、
“隠れる場所” があることでストレスがぐっと減るそう。
そこでケージの中に
やわらかいブランケットを。
家族みんなで「絶対落ち着くよね…」と話したほど。
🐾 子どもたちと一緒に作った、わが家の“猫ルール”
迎える前夜、家族会議を開きました。
これは本当にやってよかった。
■ わが家のルール
- 最初の3日は触らないで見守る
- 怖がらせない
- 大きな声を出さない
- ケージに手を入れない
- ふーちゃんのペースを大切にする
“家族で猫を迎える”覚悟の共有になった気がします。
🐾 おわりに
準備をしていく時間は、
まるで新しい家族を迎えるための心の準備でもありました。
- ケージを置く場所
- 柵をつけた玄関
- フードの袋
- 小さな段ボール
そのひとつひとつが、
ふーちゃんの居場所を、少しずつ形にしていく。
「ようこそ」
その気持ちを家の中に作っていくような数日間でした。
迎える瞬間はもうすぐ。
その日を楽しみにしながら、
今日はそっとケージの扉を眺めています。


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